インテグラタイプR DB8試乗

Restoration

「好きなところどこでも行って貰って良いですよ(笑顔)」と言われた平日の昼過ぎ

おぼつかない8年ぶりのMT車。おまけにオーバーホールされたミッションは初々しい硬さ、恥ずかしいほどギクシャクしながら首都高の乗り場へ向かった

C2を南に向かう。首都圏にお住まいの方ならお気づきになるかもしれないが、トンネルの中を通るルートだ。いそいそと料金所から本線に合流。早めにシフトアップする2速3速、、、、そして、、踏む

パァアァァ~~~ン 叫ぶB18C

SpoonのN1マフラーから放たれた甲高く情熱的なマフラー音は、閉じたままの窓ガラスから充分すぎるほど社内へ流れこむ

3速VTECに踏んでいって100kmを少し超える速度。Audiに乗っていたらば1速でも届きかねない速度だが、ここに至るまでの道程は、まるで違う世界のよう

路面のギャップを拾えば音はクォオォ~ンと振れ、8千回転を超えて回るタコメータを見ながらシフトアップ。ばっちり繋がるクロスギアレシオは、次のギアでもアクセルペダルとタイヤがくっついているかのようなレスポンスと極上のエンジン音が待ち構えている

トンネルを抜けた後は、C1のコーナーセクションも堪能。ハンドルの切れ角どうりに鼻先が回頭、Gを感じながらアクセルを踏み込めば聞こえてくるVTECサウンドの気持ちよさといったら、「幸せ」以外の言葉以外見つからない

試乗を終えての感想は、「運転を楽しむ」ということにおいて、控えめに言って「最高の一台」だった