運転席を純正からRECAROのRS-Gに入れ替えたが、シートのフィット感を活かすべく寝かし目のポジションを取るとハンドルが遠くなり、ハンドルに近づこうとすると、足が窮屈になり、バランスを取ろうと、バケットシートを起こし目に調整する、という本末転倒な作業を二周して気が付いた
うん、ハンドルも交換しないと無理だよね
理想はそのまま寝れる位リラックスした座り姿勢を取れることと、肩をシートに着けた状態で手首が乗る近さにハンドルがあること
基本的に純正が好きなので、このハンドルも好き。納車時に巻きなおしてもらったのでとても綺麗だし。ただ、わたしの理想位置からは遠いのです、残念ながら。ステアリングコラムから大体11cm位が目いっぱい手前に引き出した場所
- バッテリーのマイナスを外し、数分待つ
- ステアリングの両脇にいじり防止ボルトでエアバッグが止まっているので外す
- エアバッグが外れたら、エアバッグとホーンの配線を外す
- エアバッグの配信は、カプラーがスライド式なのに気づかないと破壊してしまうので、エアバッグ側のコネクタのサイドを上下方向にスライドさせて外しましょう
- ナットは19mmで止まっているので、スピンナーハンドルなどで緩めましょう
- この時にセンター位置をステアリングボスのギアにマーキングしておくと後の調整が捗ります
- ホーンの端子は、ステアリングボスに付属されてくるものをそのまま使えばOK
- エアバッグ用のハーネスはわたしの場合うまく機能しなかったので、対策を検討中(SRS警告灯点灯中)
- ステアリングボスはSpoonの78512-DCA-001
- Works bellのRAPFIX 2
- ホーンボタンは、NSX TYPE Rの純正品を採用 78514-SL0-R01
- ステアリングを固定するトルクスも NSX TYPE Rの純正品を採用 78513-SL0-Z01
ハンドルは、MOMOのTUNER 35(NSX TYPE R純正採用モデル)を採用した。トルクスもこんな感じの刻印が入っていて雰囲気が違う。こういうことの積み重ねが車の雰囲気を作ってくれる
ここまでやって、17cm。純正位置+6cm
RECARO RS-Gの調整も含めてポジション出し直してみると、もう少し手前に来てほしかったので、Works bellの3cm延長アダプターを採用。これで20cm
ハンドルを交換する、という判断をしつつ、それでも純正っぽさを作りたかったので、NSX TYPE Rの純正部品を使わせてもらったが、一式で7万強になってしまった。ハンドル1cm手前にもってくると9,000円くらいかかった計算
反面、ポジショニングとしては、現状文句ない所まで持ってくることが出来た。太腿から背中までがビタっとシートに密着した姿勢で座れるし、それでも手首がハンドルに乗る、足も延ばした状態でコントロール出来るので、ペダル開度のコントロールがやりやすい。ヒールアンドトーも抜群に合わせやすくなった。今まで気負った3速→2速のヒールアンドトー を心象的には4速→3速くらいの心のハードルで操作できる
近所の下道レベルで恐縮ですが、今まであったこのカーブは何kmくらい、という基準がスルっと上の世界に上がった感じ。それくらい乗っていて安心感がある、言い換えると車両のインフォメーションを受け取れます
「気になる所こそ、自分でやるべき」これ、車好きな友人に教えて貰った言葉なのですが、理想の乗車ポジション作りなんかは、正にその部類の作業に思えました(継続して調整するでしょうしね)
こんな作業を、自分で楽しみながらやれる車って、つくづく気楽でよいものです